マンツォ駐トルコ・イタリア大使、芸術とデザインを通じた文化外交を推進
編集者: Olga Samsonova
ジュゼッペ・マンツォ駐トルコ・イタリア大使は、2026年1月19日の着任以来、文化と芸術を外交活動の中核に据え、イタリアとトルコ間の強固な関係構築に注力している。マンツォ大使は、政治的側面を超えた人間的な繋がりと感情的な共鳴を重視する外交姿勢を示しており、最初の公式レセプションに家族を同席させたことからもその意図が窺える。彼は、芸術、音楽、映画、美食、デザイン、そして産業といったイタリアのアイデンティティを体現する要素を「豊かな道具箱」として活用し、両国間の対話を促進している。
2026年はイタリア共和国とトルコ共和国の外交関係樹立170周年にあたる記念すべき年であり、マンツォ大使はこの節目を単なる過去の記録としてではなく、文化的な物語として捉えている。彼は、レオナルド・ダ・ヴィンチをイタリアの非凡な才能の象徴としつつも、この記念日を過去への郷愁に留めることを避け、過去、現在、未来にわたる広範なイベントプログラムを構想している。大使は、イタリアとトルコが地中海を三大陸を結ぶ対話の交差点とする責任を共有しているとの信念を表明している。
マンツォ大使の外交キャリアは多岐にわたる。1993年に外交官としてのキャリアを開始し、ティラナ(1995-1998年)での在外公館勤務を経て、ワシントン(1998-2002年、2009年以降)やニューヨークの国連本部(2005-2009年、安保理非常任理事国在任期間中)に勤務した。ローマでは、外務大臣報道官兼報道局長(2012-2013年)や環境・エネルギー安全保障大臣の外交顧問を務めた経験を持つ。また、メディアとテロリズム、国連のコミュニケーション活動に関する論文を執筆し、IULM大学で教鞭をとった経歴もある。アンカラ着任前は、ベオグラード(2013-2018年)とブエノスアイレス(2018-2021年)で大使を務めた。
2026年の抱負として、大使は既存の機会、特に「Invest Your Talent in Italy」奨学金プログラムを活用し、イタリアの才能をトルコの聴衆に紹介することを目指している。この奨学金制度は、工学、先端技術、建築、デザイン、経済・経営学の分野における英語での修士課程への留学を促進するもので、学業とイタリア企業での3~4ヶ月の必須企業内研修を組み合わせている。このプログラムはイタリア外務・国際協力省(MAECI)などが資金提供し、受給者には9ヶ月間で9,000ユーロ相当の奨学金、授業料免除、イタリア語講座が提供される。
大使は、コミュニケーションが外交における最も強力な手段の一つであると強調し、沈黙は誤報を招くため絶対的な正確さが求められると指摘する。彼は、真の理解は壮大な物語からではなく、日常の些細なやり取りから生まれることがあると示唆し、トルコの人々の温かい対応に親近感を覚えていると述べている。このような文化外交の推進は、イタリアとトルコ間の市民社会レベルでの連携強化に繋がり、ローマで設立されたイタリア・トルコ協会も文化、芸術、教育を通じた架け橋となることを目指している。
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ソース元
Daily Sabah
Daily Sabah
Ambasciata d'Italia in Turchia
Republic of Türkiye Ministry of Foreign Affairs
Wikipedia
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