イタリアのアニメ『Il Baracchino』がアニー賞にノミネート:国内初の快挙として注目
編集者: An goldy
イタリアのアニメーション界に新たな歴史が刻まれました。2026年1月5日、第53回アニー賞のノミネート作品が発表され、イタリアの作品『Il Baracchino』が選出されました。「アニメ界のアカデミー賞」と称されるこの権威ある賞において、完全にイタリア資本で制作されたアニメーションシリーズがノミネートされるのは、今回が史上初めてのことです。本作は、エピソード「Claudia entra in un caffè」により、「最優秀テレビ・メディア作品賞(成人向け部門)」のカテゴリーで受賞を競います。アニー賞は、アニメーション分野における世界で最も権威のある国際的な評価として知られています。
本作の制作は、Lucky RedとPrime Videoが共同で手掛けました。アニメーションの実制作を担ったのは、シチリア州パレルモに拠点を置くスタジオ「Megadrago」です。このスタジオは、ニコロ・クッチ氏とサルヴォ・ディ・パオラ氏によって設立されました。全6話からなるこのシリーズは、スタンドアップコメディの世界を舞台にしており、2025年6月3日にストリーミングプラットフォームのPrime Videoで独占配信が開始されました。キャラクターの声優陣には、リッロ・ペトロロやピラール・フォリアティといったイタリアを代表する著名な俳優たちが名を連ね、作品に深みを与えています。
『Il Baracchino』が国際的に高く評価された要因の一つに、その独特なビジュアルスタイルが挙げられます。2D、CGI、ストップモーション、さらには人形劇の要素を巧みに融合させたハイブリッドな手法を採用しており、モキュメンタリー形式の物語に唯一無二の視覚的効果をもたらしています。制作にはオープンソースソフトウェアの「Blender」が活用されました。これは、アカデミー賞を受賞した長編映画『Flow』でも使用されたツールと同じものです。同部門では、『サウスパーク』や『ボブズ・バーガーズ』、『Common Side Effects』、『Haha, You Clowns』といった世界的な人気プロジェクトと競い合うことになりますが、今回のノミネート自体が、イタリアのアニメーション産業が国際的な舞台で存在感を高めていることを象徴しています。
注目の第53回アニー賞授賞式は、2026年2月21日にロサンゼルスのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)内にあるロイス・ホールで開催される予定です。この賞を主催するのは、50年以上にわたりアニメーション界の優れた功績を称えてきた国際アニメーション映画協会(ASIFA)の最大支部であるASIFAハリウッドです。イタリア発の独創的なアニメーションが、世界の頂点に立つかどうかに業界全体から熱い視線が注がれています。
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ソース元
Balarm.it
Cartoon Brew
Orgoglio Nerd
Megadrago - story-driven animation studio
Artribune
Cinecittà News
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