サセックス公爵夫人メーガン・マークル、Amazon MGMスタジオのコメディで女優業に復帰

サセックス公爵夫人であるメーガン・マークル氏が、Amazon MGMスタジオが制作する新作コメディプロジェクト『Close Personal Friends（クローズ・パーソナル・フレンズ）』への出演を通じて、女優としてのキャリアを再始動させました。これは、彼女が2018年に王室の公務から身を引いて以来、初めてとなる本格的な演技活動への復帰を意味します。かつてマークル氏は、人気ドラマシリーズ『Suits（スーツ）』でレイチェル・ゼイン役を演じ、広く知られる存在となっていました。このたびの映画出演は、彼女のキャリアにおける新たな章の始まりとして、大きな注目を集めています。

この作品は、ジェイソン・オーリー氏が監督を務め、アイザック・アプタカー氏が脚本を担当しており、撮影はカリフォルニア州パサデナで進行中です。関係者の情報によると、マークル氏はこの映画で「彼女自身」の役を演じることになっています。物語の核となるのは、一組の著名なカップルと、もう一組の一般のカップルという二組の夫婦の道が交差することで巻き起こる、一連の気まずくもコミカルな出来事です。特に、カリフォルニア州の確定申告の時期を背景に展開される点が特徴的です。共演者には、ブリー・ラーソン氏、リリー・コリンズ氏、ジャック・クエイド氏、そしてヘンリー・ゴールディング氏といった豪華な顔ぶれが名を連ねています。

今回のプロジェクトへの参加は、2018年にハリー王子との結婚を控えて活動を休止して以来の長いブランクを経て、慎重に演技の世界に足を踏み入れる試みだと見なされています。業界の専門家たちは、たとえこの役が比較的小さなものであったとしても、マークル氏が撮影に応じたという事実自体が、彼女の職業上の優先順位が再検討されている可能性を示唆していると指摘しています。夫妻に近い筋の情報によれば、ハリー王子は、妻が喜びを感じる活動に取り組むという決断を全面的に支援しているということです。

この女優業への復帰は、彼女が最近、メディア界で積極的に活動している流れの中で起こっています。その一例として、2025年初頭に公開が予定されているNetflixのライフスタイルシリーズ『With Love, Meghan（ウィズ・ラブ、メーガン）』が挙げられます。そして、コメディ映画『Close Personal Friends』のプレミア公開は2026年に予定されています。このスケジュールは、公爵夫人のキャリアの新しい段階に対する世間の関心を高めるのに十分な時間的余裕を与えるものとなるでしょう。