DXCテクノロジー、HoganプラットフォームにRippleのブロックチェーンを統合:デジタル資産のカストディ機能を強化
編集者: Yuliya Shumai
2026年1月21日、バージニア州アシュバーンに拠点を置くDXCテクノロジーは、Ripple社との戦略的パートナーシップを発表し、金融業界に大きな変革をもたらす一歩を踏み出しました。この提携の核心は、機関投資家向けの高度なブロックチェーン技術を、DXCの主力銀行業務プラットフォームである「Hogan」に深く統合することにあります。この革新的なアプローチにより、既存の金融機関は、自社のミッションクリティカルな基幹インフラを全面的に刷新するという膨大なコストとリスクを負うことなく、エンタープライズレベルのデジタル資産カストディ(保管)や決済サービスをシームレスに導入できるようになります。
今回の統合における特筆すべき点は、Ripple社のステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」への対応です。これは、デジタル資産が単なる試験的なプロジェクトの域を超え、規制を遵守した形で実際の銀行業務の生産環境へと本格的に導入される段階に達したことを示しています。DXCのデータによれば、Hoganプラットフォームは世界の金融システムの基盤として、3億件を超える預金口座を管理し、その総資産額は5兆ドルを上回ります。Ripple CustodyやRipple Paymentsといったソリューションが統合されることで、Hoganを利用する銀行は、資産のトークン化から安全な保管、迅速な送金、さらにはスマートコントラクトを活用したプログラム可能な決済に至るまで、一貫したデジタル資産サービスを提供することが可能になります。
DXCの金融サービス部門でグローバルヘッド兼ゼネラルマネージャーを務めるサンディープ・バノーテ氏は、この提携の意義について、銀行が既存の勘定系システムを維持したまま、従来の口座とデジタルウォレット、そして分散型プラットフォームを企業規模で橋渡しできる点にあると強調しています。また、Rippleの北米担当バイスプレジデント兼マネージングディレクターであるジョアニー・シィ氏は、金融機関が長年信頼を寄せてきたコアバンキング環境に、カストディ機能やRLUSDを直接組み込むことの重要性を指摘しました。これは、新興のデジタル決済プレイヤーからの激しい競争にさらされている伝統的な銀行にとって、競争力を維持するための強力な武器となります。
Rippleとの連携は、DXCが推進する金融セクターの近代化戦略における重要な柱の一つです。同社はこれまでに、Euronetとの提携を通じてRenプラットフォームをHoganに統合し、カード発行や融資、決済機能の強化を図ってきました。これらの取り組みは、高額なシステムのリプレースではなく、既存のソフトウェアの機能を拡張することで新たな価値を提供するというDXCの明確なビジョンを反映しています。2026年1月21日に発表されたこのパートナーシップは、ブロックチェーン技術をより身近で安全なものにし、デジタル資産が社会全体に普及するためのインフラ整備において、決定的な役割を果たすことが期待されています。
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ソース元
FinanzNachrichten.de
Investing.com
PR Newswire
巴士的報
Stock Titan
CCN.com
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